近藤悠三 梅染付香爐

幅11.1㎝ 高さ8.0㎝


近藤悠三先生の御宅にお伺いした時の話です。
僕はその日、香爐の制作を依頼しました。

「香爐は床の間に置いて、その家の主人の代わりにお客様をお迎えするもんや。心して造らにゃあかんのやでぇ。」とおっしゃいました。

僕のオーダーを断るのではなく、黙って大学ノートを取り出しました。

その依頼者名簿の香爐の部の最後に「豊池」と書き足して下さいました。その前には「松下幸之助様」と記していました。震えました。