清水比庵 林檎と葡萄 (プラス絵手紙)

絵手紙(宛名と文)

奈良に行き、東大寺僧と画をについて語り(清水公照老師と想われる)、歌碑の除幕式には今東光老師と並んでいました。

今東光老師は祝詞(のりと)が終わっても上げす居眠っていましたと面白く近況を知人に宛てています。

昭和47年十一月十四日の消印が在ります。

昭和47年は1972年です。
比庵八十九歳の時です。


この年の11月に奈良県桜井市聖林寺の入口に比庵歌碑が建立されました。

絵手紙(絵と詩)

歩く
「毎日のわが運動は廊下をば
往復駆け足にて歩くこと 比庵」


比庵先生はジョアン・ミロの絵に出会い触発されて、このような抽象絵画を描くようになりました。

これは赤と青のクレヨンで描き、それに墨書で歌を添えています。

掛軸の大きさ:横61.0cm*たて128.2cm
作品の大きさ:横46.2cm*たて33.4cm

¥65,000(掛軸&絵手紙)

「わが朝は 天高くして うつくしくあれと
 思うが如くあるかも 比庵八十九」

清水比庵先生は果物がお好きでした。
季節の果物が届くと、先ず写生して歌を詠み
それから食していました。

比庵描く果物の静物画は瑞々しく表現されています。