拝領 池田継正公 掛軸

光政公孫 大炊頭(おおいのかみ)継正公筆
大炊頭とは従五位下相当官は中堅以上の貴族の役職
宮中の主食供給を司る
元文五年庚申(1740年かのえさる)より明治四十三年まで百七十年
継正公は光政公の孫なり
継正公は後楽園焼 閑谷焼など俗に御庭焼と称す楽焼を老後の楽となし知らる

明治43年(1910年)11月25日
池田継正公に纏わる会に展示の記録を記す貼紙が在ります。

侯爵池田家家扶の記録
家扶(かふ)とは旧藩主家に於いて家政全般・財産管理を統括した高位の役職名

掛軸の大きさ:横65.0cm たて122.5cm

¥200,000

「心から 紅葉は すらん 龍田山
 まつは しぐれに  染ぬ物とは」


龍田山の紅葉は今頃はどうなっているのであろうか
時雨によって周囲の木々は紅葉に染まって行くけれど、松の葉だけはその色に染まって行く事はないのだなぁ

「時雨に染まぬ松」は
時雨(冷たい秋の雨)は龍田山などの紅く染め上げてやがて散っていく変化に対して、松だけはその色を変えないと云う変わらぬ忠義・長寿を詠んだ歌

拝領品として、家臣の忠節を賞賛した格調の高い掛軸です。 

池田継政公が信頼の篤い家臣・水野伯元に与えた今に残る貴重な拝領品。

明治43年(1910年)に岡山市内山下に在る石山閑谷神社で開催された会にて紹介されました。