藤井松林 高砂図双幅
一つの掛軸の大きさ:たて193.8cm横52.8cm
絹本双幅二重箱付
¥47000
世阿弥の能「高砂」を画題としています。
尉(おじいさん)の熊手は、福・財など素晴らしい運を「かき集める」道具です。
姥( おばあさん)の箒は、邪気を払い災いを掃き清める道具です。
尉( じょう)と姥(うば)は「ジョウトウバ」と一つの言葉として、親しまれています。
二人は旭日に手を合わせて、新たな始まり、生命力の旺盛、国家・家運の隆盛を祈ります。
尉(おじいさん)は摂津・高砂の松の精
姥( おばあさん)は住吉の松の精
別々の地の松の精が兵庫の相生で出逢い祈りを捧げています。
遠く隔てて居ても、夫婦の心は通じ合う。
常緑樹の松は厳しい冬でも葉の色を変えない不老長寿・変わらぬものである事を、太く大地に根を張った松をが象徴しています。




藤井松林(1824~1894)は福山藩の最後の藩お抱え絵師。
京都にて円山四条派の手法を収め、福山藩の元で務めました。
この「高砂」図・双幅は格調に於いて最高位に値する吉祥の調度品です。