姫谷焼 色絵菱形皿

口径16.0cm*12.5cm 高さ2.6cm 

¥1,470,000

姫谷焼は17世紀後半に現在は広島県福山市に属する備後で制作された焼物。

色絵磁器は当時として最先端の技術と、それを形にする為には経営に藩主権力の関与が不可欠です。

それを物語る確かな資料に乏しく、窯跡から出土する資料から日常の雑器が検出されていないことから、特別な機会にのみ使用される高級食器と考えられます。

窯跡からの発掘資料として残るものを除いて、現在は伝世品として確認されるものは約100点程とされています。 その多くは破損し修理を施されています。この作品は無傷で伝えられている貴重な一つです。

最高級のベンガラによる赤、天然鉱物の呉須、純度の高い磁石を使用し、陶工の高度な技術と美意識の結実した陶磁器史に残る歴史的逸品です。

この作品は平成20年(2008年)に広島県立歴史博物館にて公開され、その折の図録に所載しています。