現在、全国の書店で発売中の週刊「人間国宝」創刊号で富本憲吉先生と近藤悠三先生を取り扱っています。「古備前を超えて・森陶岳」の展覧会プロジェクトにて知己を得ました朝日新聞社の浅野稔氏から書籍ご紹介のメールを頂きました。
早速、近くの書店で求めてページを開きますと、近藤先生が絵付けをしている写真に始まり、名品の数々が掲載されております。
近藤先生のお兄様のご子息の俳優・近藤正臣さんと陶芸家・近藤闊さんが近藤先生を偲んで語る対談も載っています。
埼玉県のお客様からのお話ですと「書店に行ってみたが、すでに売り切れでした」とのご報告もお聞きしております。ご関心のお在りの方はお早めにお近くの書店にてご覧ください。

近藤悠三先生とはその晩年に親しくご教示を賜りました。「若い時は散々好きな事させてもろうたので、もう欲しいものはなんもない。せやけど、良いものを造りたいと云う欲だけは死ぬまでなくならんと想う」とご自分に言い聞かせるように僕に語って下さいました。僕は近藤悠三先生に廻り会えた親の代からのご縁をありがたく誇りに想っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(豊池 勇）